音羽書房鶴見書店では、大学向けの英語教科書、イギリス文学やアメリカ文学、並びに英米文化関連の書籍並びに一般書を出版しております。

2024年度 教科書・研究書カタログ

Books一般書・研究書

書籍紹介

戦争・文学・表象

論集

戦争・文学・表象
試される英語圏作家たち
著者 福田敬子・伊達直之・麻生えりか・西本あづさ 編著 富山太佳夫 序
全13編の論考を4部にまとめた論文集。第1部「戦争,社会,個人」第2部「戦争の歴史化」第3部「偏在する遠い戦争」第4部「日常に潜入する戦争」
判型・頁数 A5判上製・329頁
定価 本体3,500円+税
ISBN 978-4-7553-0283-1
出版年月 2015年2月

目次


 戦争と…… [富山 太佳夫]

第一部 戦争、社会、個人
1.内乱というモーメント
『ウェイヴァリー』とブリテンの読者共同体 [松井 優子]

2.南北戦争後の「酒」と「金」
「禁酒作家」ルイザ・メイ・オルコットの場合 [福田 敬子]

3. アスレティシズムへの抗議
イーヴリン・ウォーとアレク・ウォーのパブリック・スクール表象 [三枝 和彦]

第二部 戦争の歴史化
4. 「正史」と「記憶」
独立後のアイルランドとW・B・イェイツ [伊達 直之]

5.ユダヤ人、ホロコースト、そしてアイリス・マードック
ポスト・ヒットラーの世界における癒しの可能性 [大道 千穂]

6. 世界の中心で歴史を抱きとめる
ロバート・ペン・ウォレンと冷戦 [越智 博美]

第三部 偏在する遠い戦争
7. 再メディア化された戦争
女性たちが描いたクリミア戦争 [加藤 匠]

8. サモア人になる
R・L・スティーヴンソンとサモア [小堀 洋]

9. イギリスの原爆小説
カズオ・イシグロとカミラ・シャムジー [麻生 えりか]

第四部 日常に潜入する戦争
10. 教育、自然、戦争
『さびしさの泉』と『帰郷』 [高橋 暁子]

11.  二度の大戦とブラックアウト
ヴァージニア・ウルフの『幕間』 [加々美 成美]

12. 空襲下の嘘と隠蔽
ボウエンの『日ざかり』と言語の混乱 [小室 龍之介]

13. アメリカ侵攻の悪夢
戦争映画としてのヒッチコック『鳥』 田中 裕介

ご購入はお近くの書店、あるいは下記などのネット書店にてお願い申し上げます。
  • amazon
  • 紀伊国屋書店
  • honto
  • Honya Club
  • 7net shopping
  • e-hon
pagetop